ソーラー飛行船による被災地支援プロジェクト

飛行船には長期飛行や空中静止が可能、低騒音・省エネルギーで環境にやさしい、安全性が高いといった特徴があげられます。近年ではこれらの特徴から、飛行船を人工衛星の代わりに通信中継基地として利用する成層圏プラットフォームプロジェクトなど、飛行船に関する多くの研究が行われています。本研究では、飛行船を利用して災害時における非常通信中継、災害等状況の観測監視を行うため、総務省の戦略的情報通信研究開発推進制度に採択された 「ソーラー飛行船によるセンサーネットワークシステムの研究開発」に取り組んでいます。本プロジェクトでは、高度 200 m 程度の上空にテザー型自律滞空させ、直径数km程度の地域に対して無線通信の各種機器での災害時の非常通信中継、カメラによる災害等状況の観測監視を長時間連続実施する実用的なテザー型ソーラ飛行船の研究開発を行います。開発体制はこのように各分野に分けられており、本研究機関(名古屋工業大学 山田研究室)では、制御分野・被災地用カメラ分野の研究開発を担当しています。制御分野では、飛行船の位置・姿勢の自動制御技術の研究開発を、被災地用カメラ分野では定点空撮技術の研究開発を行います。